「気合を入れて義援金集める」-秋田の飲食店女性オーナーらが震災支援

「川反・大町募金大作戦」を展開する朝倉奈緒子さん(左)と美香さん

「川反・大町募金大作戦」を展開する朝倉奈緒子さん(左)と美香さん

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 秋田市大町地区の飲食店13店が現在、「川反・大町募金大作戦」と題した東日本大震災の義援金募金活動を展開している。

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 ツイッターでの会話をきっかけに、飲食店「優楽里」(大町5)を経営する朝倉奈緒子さんと「ラウンジ・ムー」(同)で働く美香さんが立ち上げた同プロジェクト。3月18日から同地区の8店舗に募金箱を置きブログなどで呼びかけたところ、「募金するためだけに来店する人」がいたり、参加希望店が増えたりするなどの反響もあった。

 朝倉さんは「これまで、宮城や岩手など被災地域からの出張客の皆さまに支えられて営業を続けてくることができた。少しでも恩返しできれば」と話す。「被災地へ送る救援物資を提供したり、支援につなげるアイデアを持ち込んだりする若い女性スタッフも少なくない」ことから、今後、飲食店ならではの継続的な支援活動も検討中だという。

 「私たちの仕事は娯楽分野のため、不謹慎だとお叱りを受けるかもしれないし、信用されないのではないかとの不安もあるが、仕事柄、独自のネットワークを持っていたりするなど義援金を集めるために役立つ強みもある」と美香さん。

 「募金活動は信用が大切」と特設サイトなどを通じて活動状況を報告したり、日本赤十字社に持ち込んだ際に発行される領収書を掲載したりするなど、「寄せられた善意を明瞭にする仕組み」に工夫も凝らしていくという。

 「何事も気合を入れて取り組むのが、私たちの人生のテーマ。被災地支援の一助になれば」と意気込む。

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