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「木内の生ジュース」が一日限りの復刻-秋田駅前チャリティー企画で

昭和の時代に多くの市民に親しまれた通称「木内の生ジュース」。特注したミキサーも営業当時の製品を使う

昭和の時代に多くの市民に親しまれた通称「木内の生ジュース」。特注したミキサーも営業当時の製品を使う

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 昭和の時代に秋田市広小路商店街の百貨店で人気だった「生ジュース」が3月27日、秋田駅前の商業施設「フォンテAKITA」(秋田市中通2)で開かれる東日本大震災チャリティーイベント会場で復刻販売される。

一日限り復刻する通称「木内の生ジュース」

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 果物が高級品だった1965(昭和40)年、メロンやイチゴ、パイナップルなどを原料に「瀬田川果物店」が販売した同メニュー。店舗を構えた百貨店の店名から「木内の生ジュース」の愛称で多くの市民に親しまれた。同百貨店で1992年まで販売し、その後、秋田市民市場に移転して営業を続けたが2007年、店主の瀬田川さんが藤里町へ移住したのに伴い、惜しまれながら閉店した。

 「秋田のまちづくりと東日本大震災支援のために復刻販売を」と秋田市で社会活動などに取り組む武内伸文さんが相談を持ちかけたところ、瀬田川さんが趣旨に賛同し一日限りの復刻販売が決まった。

 藤里町在住の瀬田川さん自身の出店が難しかったことから、秋田市在住の女性に営業当時に使っていた「特注ミキサー」を特別に貸し出し、果物の下ごしらえのコツなど「生ジュース」のレシピを伝えた。

 イベント当日、メロン・イチゴ・パイナップルなどの「生ジュース」を販売するほか、秋田市の洋菓子店や似顔絵作家、タロット占い師も義援金募金活動を行う。

 価格は200円を予定。販売収益の全額を東日本大震災義援金に充てる。

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