秋田出身の人気ジャズギタリスト小沼ようすけさんが新作アルバムの発売記念ライブを10月11日、秋田市文化会館・大ホール（秋田市山王7）で行う。

秋田市千秋公園で9月下旬に開かれたジャズフェスティバルの様子

　2007年10月以来、2年ぶり7枚目となるオリジナルアルバム「Jam Ka」（ソニーミュージック）の発売記念で開かれる同ライブ。サクソホン奏者のジャック・シュワルツバルトさんら世界トップクラスのジャズメンら、レコーディングメンバー5人全員をアメリカやフランスなどから呼び寄せて開く。

　3年ほど前に湘南に生活の場を移し、趣味のサーフィンなどを通じて海など自然の中から感じられる音をテーマに音楽活動に取り組む小沼さん。ライブでは、カリブ海地域に伝わる民俗音楽の要素を取り入れた新作アルバムの収録曲をメーンに、温かい音色が特徴のギタープレーを披露する。

　同ライブを主催する仲小路ジャズフェスティバル実行委員会の芳賀洋介さんは「グアドループ島の民族音楽『Gwoka（グォッカ）』のリズムと、秋田で生まれ育った小沼さんの『サーフ・ジャズサウンド』がどのように反応し合うのかが聴きどころ」とし、「このメンバーで演奏を行うライブは、12日に開かれる『ブルーノート東京』（東京都港区）のほかは秋田公演だけ。世界レベルの音楽に接する貴重な機会なので、地元の皆さんにも楽しんでもらえれば」と来場を呼び掛ける。

　開場18時30分、開演19時。入場料はS席＝5,000円、A席＝4,000円。ローソンやサークルKサンクスなどのほか、会場で当日券も販売する。