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「ノーザンステーションゲート秋田」が新ステージへ 秋田駅前の新たなエントランスに

JR秋田駅前にオープンする「ホテルメトロポリタン秋田 ノースウイング」

提供:東日本旅客鉄道(株)秋田支社 制作:秋田経済新聞編集部

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 JR秋田支社(秋田市中通7)が、秋田県・秋田市と連携して取り組む地方創生・コンパクトシティ推進事業「ノーザンステーションゲート秋田」。2017(平成29)年から、秋田駅の観光拠点化や駅周辺の活性化を図ることを目的に展開する。

 2019(平成31)年3月には、観光客のみならず、市民が「秋田の食の魅力」を体感できる飲食フロアとして、秋田駅ビル・トピコの3階を「AKITA DINING」として全面リニューアル。昨年は、1階もリニューアル。さらに、秋田駅西口広場を環境空間として整備し、市民が自由に行き来できるスペースとして開放した。ほかにも、駅ビル壁面や秋田駅東西自由通路を活用したプロジェクションマッピングや秋田駅待合ラウンジを会場にミニコンサートを開催したり、「健康×スポーツ」をテーマにフォーラムを開いたりするなど、秋田市中心市街地のにぎわいづくりを繰り広げる。

 同事業の一環として進められていた秋田駅前の「ホテルメトロポリタン秋田」(中通7)の別館オープンを5月31日に控え、プロジェクトは新たなステージへ向かう。ホテル本館北側に位置し、9階建て別館の名称は「ノースウイング」。これまでのホテルにはない特色や機能を備え、秋田駅前の新たなエントランスとして、期待が寄せられている。

秋田駅前の新たなエントランス「ノースウイング」

 「秋田の面影~Memorable AKITA~」がコンセプトの「ホテルメトロポリタン秋田」。別館「ノースウイング」で利用者を迎えるのは、能代市の伝統工芸「組子細工」のアートワーク。エントランスは、秋田市の夏祭り「秋田竿燈(かんとう)まつり」をモチーフに、各階のエレベーターホールは、大仙市の「大曲の花火」をモチーフにした作品だ。

「ホテルメトロポリタン秋田 ノースウイング」客室(写真は、ノースウイングシングル「花飾り」)

 本館を上回る132室を設ける別館客室のデザインコンセプトは、観光拠点らしく「秋田の四季」。窓を大きめに設計し、館内の配置により東西南北で分けた室内デザインは、「春=花飾り(西側)」「夏=山並み(東側)」「秋=実り(西側)」「冬=雪灯り(東側)」の4種を用意する。大館市の工芸技術を使った秋田杉製ティッシュボックスや、大仙市の伝統工芸・楢岡焼のマグカップなど、客室の小さな調度品にまで「秋田の面影」を残そうとするこだわりが見られる。

 快適性に定評あるシモンズ社製ポケットコイル式ベッドを備え、秋田県内のホテルでは珍しいバス・トイレセパレートタイプを採用する室内のタイプは、シングル・ツイン・ダブル・スイート。

 別館の開業に合わせて改装する本館ロビーには、民謡「秋田音頭」に着想を得たという「蕗(ふき)の葉の傘」をイメージした折り上げ天井や、秋田杉製のベンチとフロントカウンターを新設。主に朝食で利用される本館3階のレストランは、約120席に拡張する。レストランの混雑状況を全ての客室のテレビから確認できる仕組みを導入したり、コンビニエンスストアを新たに併設したりするなどして、利用客の利便性を高める。

 同ホテル総支配人の橋本浩さんは「秋田の観光拠点として、これまで以上に『秋田の真心』をお伝えできるよう努めたい。秋田のことをより深く知っていただくことができ、秋田に滞在された思い出の象徴にしていただけるようなホテルを目指したい」と話す。

別館のオープンに合わせてリニューアルする「ホテルメトロポリタン秋田」本館ロビー

「JEXER(ジェクサー)」が東北初出店 秋田駅前で「近トレしよう」

 ノースウイングには、もう一つの大きなトピックがある。「近トレしよう」をキャッチコピーに、JR東日本スポーツ(東京都豊島区)が首都圏の駅周辺で展開する24時間営業のフィットネスジム「JEXER(ジェクサー)」の東北初出店だ。

「JEXER(ジェクサー)ライトジム メトロポリタン秋田店」

 同ブランドのライトジムとして、ノースウイング2階に同日オープンする「メトロポリタン秋田店」。約566平方メートルのスペースに、イタリア製フィットネスマシンなどビギナーが容易に扱える設備を多く備えるほか、ベンチプレスなどを行う上級者向けのフリーウエイトスペースも充実させ、本格的なエクササイズに取り組むユーザーにも対応する。

 都内で活躍する人気インストラクターがオンライン配信するレクチャーを、「秋田にいながら受けられる」プログラムを初めて導入する。

 無人で24時間営業するフィットネスジムは少なくないが、「当店は、スタッフがエクササイズをサポートする。専門性を備えた指導力と人間力で、お客さまの心と体の健康づくりを提供する」と、JR東日本スポーツで同店を担当する櫻井芳さん。「セキュリティー面を含め、初めてジムに通うお客さまにも安心して利用いただけるのが当社の強み。会費も当設備とサービス内容から破格といえるのでは」と東北初出店に自信を見せる。

 月会費は4,378円で、会員向け無料駐車場62台を用意する。宿泊者は1,100円で利用できる。

 現在、入会金3,300円(以上、金額は全て税込み)と月会費3カ月分(5月~7月)が無料のキャンペーンを展開する。3月31日まで。

秋田駅前で新たなライフススタイル~市民に開かれたホテルへ

「ホテルメトロポリタン秋田」総支配人の橋本浩さん(左)とJR東日本スポーツの櫻井芳さん(右)

 「駅前の広場などを使ったエクササイズやヨガのイベントを企画したり、婚礼を控えた皆さまのプロポーションづくりのお手伝いをしたりすることも検討したい。フィットネスを通じて、秋田の皆さまの元気に貢献できれば」と櫻井さん。

 橋本さんは「ホテルは県外のお客さまが主体のところ、秋田駅前の機能としてフィットネスジムが必要との思いを抱いていた。JR東日本スポーツさんに思いを共感いただいたことで、東北で初めての出店が実現できた。より地元の皆さまに開かれたホテルとして営業できれば」と、秋田駅周辺の活性化へ向けた相乗効果に期待を寄せる。

 披露宴や宴会、会議などのルームとしての利用を除けば、レストランなどの飲食に限られていた市民のホテル利用に、「ノースウイング」の開業でフィットネスジムが加わることになる。

 通勤・通学で秋田駅を利用する人のみならず、千秋公園の四季を楽しみながら駅前を目指して散策したり、まちなかのジョギングコースに駅前を設けたりすることで、生活の一部に取り込みやすいホテル内のフィットネスジム。秋田市民のライフスタイルの幅が広がりそうだ。

 
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