秋田出身の画家、故郷で初の個展開催-うさぎを題材に25点

油彩画や水彩画25点を展示販売している会場

油彩画や水彩画25点を展示販売している会場

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 秋田出身で山形在住の画家・高橋繭子さんによる秋田では初の個展となる「ぶっくす展」が7月3日より、アートスペース「ココラボラトリー」(秋田市大町3、TEL 018-866-1559)で開催されている。

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 同展は、高橋さんとマネージャーの丹立博さんによるアートユニット「ぶっくす」による企画展で、高橋さんが飼っている「うさぎ」を題材にしたものなど油彩画や水彩画25点を展示販売している。

 東北芸術工科大学を卒業後、芸術家として社会で生きることの困難さを感じていた高橋さんは、2006年に美容師の丹さんと出会ってからは2人組のアートユニットとして活動。高橋さんは「秋田で生まれ育って絵を描き続けてきたが、7回目にして初めて秋田での個展を開催することができた」と話す。

 高橋さんは「私は絵を描かないと生きていけないが、現実の社会で絵を描き続けるのは大変なこと。一方で作品に価格を付けることには、絵を鑑賞してくれている皆さんと純粋なコミュニケーションをとりづらくなる面もある。作家が創作に集中するためには、マネージャーなどパートナーの存在が大切だと思う。『ぶっくす』は芸術家が幸せにものをつくり続けられる社会であるための先鞭(せんべん)をつけられるようなユニットとして活動していきたい」と話している。

 営業時間は11時~20時(最終日17時)。入場無料。7月8日まで。

ココラボラトリー

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