秋田市環境企画課は、現在、秋田市内のホタルの生息状況について情報提供を呼びかけている。
同課が秋田市の自然環境がホタルにとってすみやすい環境かどうかを調べるために行うホタルの生息状況調査。市民から情報提供などの協力を得たり、同課職員が「ホタル講座」を出張開催したりしながら、調査結果を「ホタルマップ」にまとめる同事業は、1994年から5年に1度のペースで行ってきた。今回で4回目。
秋田市内では、例年6月中旬から8月上旬にかけて「ゲンジボタル」や「ヘイケボタル」が見られるが、ホタルが好む「川岸が植物に覆われて木陰になる場所」「夜に川の周辺が暗い場所」が市の中心部から減るなどの自然環境の変化で、ホタルが飛び交う風景を見ることは少なくなっているという。
同課担当者は「ホタルの観察・調査をきっかけに、市民の皆さんに身近な自然への関心を高めてもらいたい」とし、「ホタルを見かけた人は連絡をいただければ」と情報の提供を呼びかける。
ホタル観察用紙は、市内公民館などに設置するほか、同課ホームページからダウンロードもできる。
今回の調査結果は、来年3月ごろ「ホタルマップ」としてまとめて発行する。
問い合わせは同課(TEL 018-863-6632)まで。