秋田県の広報誌が4月号から、誌面を大幅にリニューアルした。
同誌は、毎月40万部を発行し、全世帯に配布する県の広報誌。リニューアル1号目となる4月号は、県の経済・雇用対策を特集したほか、都市計画課が選定した秋田の名所「秋田え~どご100」の紹介、県出身者がリレー式でエッセーを執筆する「ふるさとへの手紙」、県民レポーターが今の秋田をレポートする「キラリ未来へ!秋田っ誇(こ)」など、全体的にこれまでの誌面よりもカジュアルな雰囲気を打ち出した。
誌名も長年親しまれた秋田の方言で「語り合おう」を意味する「か・だ・ろ」から、県のキャッチコピー「秋田で元気に!」に変えた。これまでイラストを使っていた表紙は、スギッチと一緒に県民を撮影したスナップ写真に変えてシリーズ化する。
リニューアルに当たってのコンセプトは「問題提起型広報」。誌面は、県民からの疑問などに県の担当者が答えるコーナーを充実させるなど、同誌を発行する秋田県情報公開センター担当者は「読者と情報のキャッチボールができるよう配慮した」と話す。
併せて、これまではテキストだけだった県発行のメールマガジンにも、ホームページへ誘導する工夫を施したほか、写真などビジュアルも楽しめる「HTML」タイプのメールマガジンも5月29日を最初に、年に3回ほど発行する。
同担当者は「県民10万人当たりの理容・美容室が全国で1番多い秋田の秘密など、秋田の面白い情報を扱った『ミニミニ事典』などのコンテンツも盛り込む。若い世代にも読んでもらええれば」と話す。
問い合わせは同センター(TEL 018-860-1073)まで。