新郎・新婦がその場で握った「おにぎり」を参列者に振る舞う披露宴が今月中旬、京都市の料理店で開かれた。
披露宴を企画したのは、秋田米の販売を通じて地域交流をプロデュースする「こめたび」(秋田市山王3、TEL 018-896-1661)。
新郎と新婦が披露宴の会場で「おむすび」を握り、2人が1つずつ竹の皮に包んで列席者に手渡すと、会場は「新郎新婦の新居にいるような雰囲気」(同社・久木田さん)に。「二人が結んだ『おむすび』で、会場の皆さんを結ぶ」とも。
同社・鈴木絵美社長は「披露宴で使ったのは、秋田で農業を営む鈴木秀則さんが収穫した新米。例年より甘みとうまみが深く、二人の門出にはピッタリ」とし、「おむすびに使った秋田米と白神山地の天然水が引き出物。参列した皆さんが自宅に帰ってからも、引き出物の米と水を使ってご飯を炊くことで、二人の幸せな顔も一緒に浮かんでくるような披露宴をこれからも演出していきたい」と話している。