秋田県産の米粉を原料に使うラムネ菓子「こめらむね」が5月下旬、県内の道の駅などで発売される。
秋田県産あきたこまちの米粉を原料に使うラムネ菓子「こめらむね」
一般的なラムネ菓子に使われるコーンスターチに代え、原料の約24%に県産あきたこまちの米粉を使う縦2センチ・横1.2センほどのラムネ菓子。県産リンゴジュースを加え、リンゴ味に仕上げた。
「原料に遺伝子組み換え作物を使わず、県産米を使うことでアレルギー体質のある人でも安心して食べられる当地ならではの土産向け菓子を」と同商品を考案したのは、秋田県立大学大潟キャンパス(大潟村)に通うアグリビジネス学科2年の竹内大(だい)さん。
出身地の大阪市でフリーペーパーを発行したり、古着店を経営したりするなど、高校時代から起業意欲の高い竹内さんが、秋田市から補助金を得たり、保健所や潟上市の食品加工施設の協力を得たりするなどして、1年ほどかけて商品化にこぎつけた。
販売まで自身で手掛ける竹内さんは「地域性を生かし、県産の原料にこだわる商品として開発した。大阪からやって来た大学生が作る新しい秋田の土産品に成長させられれば」と意気込む。
米袋をイメージしたユニークなデザインのパッケージ6種類を用意し、2袋セット(計30粒)で販売する。米粉など商品原料の紹介や自身の大学生活などを掲載するフリーペーパーを添付する。
価格は517円。商品の問い合わせは、インスタグラム(komeramune)で受け付ける。