「秋田ICTフェア2021」が11月28日、秋田拠点センター・アルヴェ(秋田市東通仲町)で始まった。
人工知能「AI」やさまざまなモノにインターネットを活用する「IoT」などを企業や自治体が抱える課題の解決につなげることや、先端IT技術を県民にPRすることなどを目的に、県内外の企業や研究機関、自治体など約170団体でつくる「秋田デジタルイノベーション推進コンソーシアム」と県が毎年開く。
県内外のIT関連企業など31団体が技術やサービスを出展して開かれた開催初日。小型ドローン「トイドローン」の体験ブースを設けた秋田ケーブルテレビ(八橋南1)は、ドローンの基本操作の紹介や搭載カメラが撮影するリアルタイム映像などを来場者に披露。バーチャル空間として再現された渋谷の街を散策できるVR(=仮想現実)体験ブースを設けたKDDI(東京都千代田区)は、仮想空間内における対人コミュニケーション技術を紹介するなど、多くの体験型ブースが設けられた。「eスポーツ」のサッカー県代表選手の試合も実況解説付きで開かれ、来場者を楽しませた。
県デジタル政策推進課の石倉佑基さんは「ITを活用した県内企業のさまざまな取り組みに触れてていただければ」と来場を呼び掛ける。
29日、ローカル5Gなどがテーマの講演会やパネルディスカッションの開催も予定する。
開催時間は10時~17時。入場無料。11月29日まで。