讃岐うどん専門店「WATARO」(秋田市千秋明徳町)が5月、開業1周年を迎えた。
秋田市民市場(中通4)内で10年にわたり営業していた同名うどん店の閉店に伴い、スタッフとして働いていた藤田睦さんが「2代目」店主として、2020年、広小路商店街に路面店として開業した。
カフェのような内外装の店舗で、定番の「ごぼう天うどん」(650円)のほか、「雪だるま5色ぶっかけ」(800円)や「春の梅おろしうどん」(650円)など季節限定メニューを提供したり、当初、ランチ営業のみだった営業時間を「UDON BAR」と銘打ち、夜間に延ばしたりするなどの工夫を加えながら営業を続ける。ジャズシンガーの経歴を生かし、店舗2階を配信会場にインスタライブも行う。
「開業当初は、コロナ禍がこれほど長引くとは考えていなかった。経営は楽ではないが、お客さまや飲食店を経営する先輩、香川県のうどん職人、スタッフのおかげで1周年を迎えられた」と藤田さん。「お客さまに楽しんでいただきたい一心で続けてきたが、同時に、当店が私の居場所に感じる。お客さまに笑顔になってもらえるよう、私自身が楽しみながら営業を続けていくことができれば」と話す。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時、バー=18時~21時。月曜、第2・第4火曜定休。バーは日曜も定休。
1周年記念で、うどんを注文した来店者に、ガリ天ぷらかマイタケ天ぷらを無料で提供する。6月13日まで。