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「秋田竿燈まつり」伝承へ向け資金調達 竿燈会の最年少代表が支援呼び掛け

秋田竿燈まつりの伝承へ向けた取り組みの支援を呼び掛ける貴志冬樹さん

秋田竿燈まつりの伝承へ向けた取り組みの支援を呼び掛ける貴志冬樹さん

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 最年少で竿燈(かんとう)会の代表を務める秋田市在住の男性が、現在、「秋田竿燈まつり」の伝承へ向けた支援をクラウドファンディングで呼び掛けている。

竿燈の差し手のイラストをあしらった手拭いと竿燈をイメージしてブレンドしたコーヒー

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 毎年、8月3日~6日に開かれ、4日間の来場者数は延べ130万人を超える秋田県内最大の夏祭り「秋田竿燈まつり」。新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、昨年は戦後初めて中止された。

 今年は、会場や規模を変更した開催が検討されているところ、「行事の伝承につながる取り組みを」と、38町内を含む74団体ごとに設けられる竿燈会のうち、上米町(うわこめまち)一丁目竿燈会の代表を27歳で務める貴志冬樹さんが、竿燈をモチーフにした土産品の開発・販売費や、秋田市竿燈まつり実行委員会の寄付金に当てることなどを目的に、クラウドファンディング企画を立ち上げた。目標金額は100万円。

 開発する土産品は、竿燈をイメージしてブレンドした3種類のコーヒーパックや、竿燈の竿を操る「差し手」の体勢を忠実にイラスト化することにこだわった手拭いなど。支援金額により返礼品として進呈する。

 土産品は、竿燈を紹介する秋田市民俗芸能伝承館ねぶり流し館(秋田市大町1)に隣接し、貴志さんが勤める青井陶器店(同)前に設ける自動販売機での販売も予定する。

 「竿燈の伝承のためには、2年連続の中止は避けたい思い」と、2歳から祭りに参加する貴志さん。「私もそうであったように、子どもにとって祭りに関わる1年の重みは大きい。行事を盛り上げる一助として、皆さんに協力いただければ」と支援を呼び掛ける。

 クラウドファンディングサイト「キャンプファイヤー」で1口1,000円から募集する。5月31日まで。

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