秋田のNPOが雄物川の漂着ゴミを大量回収-メーカーごと分別も

漂着ゴミを回収して雄物川のクリーンアップを図る市民

漂着ゴミを回収して雄物川のクリーンアップを図る市民

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 雄物川流域の自然保護活動をするNPO法人「秋田パドラーズ」(秋田市大町1、TEL 018-863-1166)は4月20日、「2008年第1回クリーンアップと自然観察会-集めたごみのメーカーごと分別大作戦」を開催した。

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 地元消防団やスポーツ少年団など12団体や個人が約300人参加し、漂着ゴミが特に多い雄和地区の3カ所で行われた同イベントは、70リットル入りゴミ袋で約550袋のほか、古タイヤ約30本などのゴミを回収した。

 漂着ゴミの回収を毎月実施する同NPOの舩山理事長は「昨年9月の集中豪雨の影響で今春は特にゴミが多かった。冷蔵庫や洗濯機の漂着もある。特にペットボトルや缶類の漂着が目立つ」という。「消費者の意識改革やメーカーが対策を講じるきっかけになれば」(同)と、漂着ゴミのメーカーごとの分別も行った。

 初めて同イベントに参加したという国際教養大学のサークル「TEAM」の三井さんは「今日は雄物川のために何かしたいと思う仲間が集まったが、ゴミの多さに驚いた。少しでも秋田の環境保護の活動ができたらうれしい」と話す。

 ゴミの回収作業の終了後には同NPOの指導でカヌー体験も行われ、船山理事長は「ゴミを拾う人はゴミを捨てない人。市民の皆さんには、まずは自然と遊んでほしい。そうすれば、自然を大切に思う心が芽生えると思う」と話している。

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