秋田の劇団が観客参加型サスペンスコメディー、モノポリー秋田版も登場

演劇のけいこに励むメンバーの皆さんと劇団代表の加賀屋淳之介さん(後ろ左)

演劇のけいこに励むメンバーの皆さんと劇団代表の加賀屋淳之介さん(後ろ左)

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 秋田市の「劇団プロデュースチーム・ウィルパワー」は、実在の秋田市民や秋田県内情報をモチーフにしたサスペンスコメディー演劇を企画し、来月の公演を目指してけいこに励んでいる。

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 「マチナカ演劇シリーズ」と題する同演劇作品は、これまでにも土崎の食堂や大町のアートスペースを舞台にした作品を上演してきた同劇団の新作。タイトルは「3×3=9・3階3室雲女~秋田市・川反 女書店主の痛快なる一週間と二日の物語」で、上演時間は2時間。

 あらすじは「秋田市川反の書籍販売店の女性店主が謎の手紙を残して姿を消した理由を探る」もので、登場人物のほか、文化施設「ジョイナス」「鳥海山」「モノポリー秋田県版」など劇中に取り上げられるのは実在する人や場所というユニークなもの。ストーリーの各場面に秘められたメッセージや証拠物件を手がかりに、観客も推理に参加しながら劇を進行する。

 主に夜間に行うけいこでは、仕事や学校帰りのメンバーが真剣な面持ちでセリフ合わせなどに取り組んでいる。同劇団の作品に初めて客演するという秋田大学演劇サークル「きたのかい」の谷村生さんは「劇団代表の加賀屋さんが演技を一から教えてくれるのでやりやすい。出演者としても面白く、やりがいのある作品」と話す。

 脚本と演出を手がける劇団代表の加賀屋淳之介さんは「秋田でモノづくりに携わる人々の心の葛藤(かっとう)、ライバル心や恋心など、創作の裏側にある『思い』を描いた。構想に1年間を費やした自信作」と意気込む。

 公演は、5月31日(19時~21時)、6月1日(15時30分~17時30分、19時~21時)の3回。会場はココラボラトリー(秋田市大町3、TEL 018-866-1559)。入場料は1,500円(コーヒーと和菓子付き)。

劇団プロデュースチーム・ウィルパワー秋田と横手の劇団がコラボレーション公演(秋田経済新聞)芝居ユニットが秋田公演-6つのショートストーリーを朗読(秋田経済新聞)劇団「わらび座」が多目的ホール「ドリームワールド」に経営参画(秋田経済新聞)岩手大生らが総合舞台芸術を制作-テーマは「盛岡には何もない…?」(盛岡経済新聞)

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