ご当地ヒーローなどを企画運営する秋田県と福岡県の2社が8月17日、「戦闘業務」の提携の発表記者会見と新キャラのお披露目を横手市内の施設で開いた。
業務提携を発表する「正義」社の海老名保社長と「悪」社の笹井浩生副社長
業務提携を結んだのは、超神ネイガーや東北合神ミライガーなどを運営する「正義の味方」(にかほ市)と、悪役キャラ「ヤバイ仮面」などを展開する「悪の秘密結社」(福岡市中央区)の2社。
秋田県内では冬場のステージイベントが少ないことから、ネイガーの稼働機会も減ることが課題であることを知った、悪の秘密結社の笹井浩生副社長が、正義の味方の海老名保社長にアプローチ。ネイガーは「秋田を守ること」が使命のため、海老名社長が「冬場に県外で秋田をPRできるキャラ」としてご当地ロボ「イブリガー豪」を企画・制作した。
カマクラ型の頭部からナマハゲがモチーフのマスクが現れたり、胸部にスポンサー名などを表示する電光掲示板を設けたりするギミックを設けた。ネーミングは、「子どもから年配者まで楽しめるロボ」として昭和のヒーローをイメージした。
「地方の会社が、それぞれのスキルを生かしながら提携することで、さらなる楽しさを追求していくことができれば」と海老名社長。笹井副社長は「ネイガーの活躍に憧れて悪役が中心のビジネスを立ち上げた経緯がある。これからのキャラクタービジネスの発展につなげられれば」と新キャラに期待を寄せる。
提携発表の記者会見後、同施設で新キャラをお披露目し、親子連れら200人近い来場者を楽しませた。
今冬に活動を本格化させる。