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秋田で人材獲得セミナー 県内30社の経営者ら「攻めの採用」学ぶ

「プロフェッショナル人材活用セミナー」で講師を務めたパーソルホールディングス(東京都港区)の市野喜久さん

「プロフェッショナル人材活用セミナー」で講師を務めたパーソルホールディングス(東京都港区)の市野喜久さん

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 人材の獲得へ向けた「プロフェッショナル人材活用セミナー」が3月15日、秋田駅前のホテルで開かれ、県内の中小企業約30社の経営者らが講師の話に熱心に耳を傾けた。

「プロフェッショナル人材活用セミナー」会場の様子

 高い専門性を持つ人材の地方企業への還流を促すことを目的に、国が進める地方創世施策「プロフェッショナル人材」事業。県内では「あきた企業活性化センター」(山王3)内に拠点を置き、県内外の人材ビジネス事業者や関係機関と連携しながら人材の獲得を通じた企業支援に取り組む。

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 「地域における人材獲得の動向と、具体的事例から見る攻めの採用成功のコツ」と銘打ち開いたセミナー当日、同事業マネジャーの吉崎和夫さんが県内事業の状況などを報告。人材事業を手掛けるパーソルホールディングス(東京都港区)グループ営業本部の市野喜久さんが、ワークショップ形式で講座を展開した。

 市野さんは、雇用統計やシンクタンクの推計などを示しながら、2025年には県内で10万人の労働力が不足することや、現在の高い求人倍率は企業の採用コスト増を意味することなど、指標の読み解き方を解説。

 人材採用上の自社の課題として「低い給与や勤務地」などを上げる受講者が多く見られる中、課題の認識を外的な要因に求めないことや強い競争意識を伴う採用戦略を立てることなど、経営者の意識を改革することの必要性を強調。地方の中小企業ならではの魅力ある社風を育むことが採用上の強みにつながることなどについて、具体例を示しながら紹介した。

 大仙市で福祉事業を手掛ける会社経営者は「(採用につなげるために)従業員の満足度を高めることが大切であるとの話が印象に残った。顧客の満足度と両立できるよう考えていくことができれば」とセミナーを振り返る。

 市野さんは「人材獲得に向けて取り組むべきことは多い。秋田の皆さんにも積極的にチャレンジしてもらえれば」と話す。

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