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秋田「竿燈」位置確認データ、オープンデータ推進団体が表彰

秋田市を拠点に活動する「Code for Akita(コード・フォー・アキタ)」代表の小林秀樹さん

秋田市を拠点に活動する「Code for Akita(コード・フォー・アキタ)」代表の小林秀樹さん

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 秋田市内の任意団体がまとめた「秋田竿燈(かんとう)まつり位置確認オープンデータ」が2月5日、一般社団法人「オープン&ビッグデータ活用・地方創生推進機構」(東京都千代田区)の表彰事業で「シビックテック賞」を受賞した。

竿燈会ごと時間別の演技場所を確認できるオープンデータ活用例

 オープンデータやビッグデータの推進に向けた課題解決に関する研究活動などに取り組む同機構が、オープンデータやデータを使った地方創生などの優れた取り組みを対象に2013年度から行う表彰事業。6回目を数える今回は、「ダイヤ編成支援システム」「省庁横断の報告書検索サービス」など20件の取り組みを選定し、表彰する。

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 「竿燈まつり」を扱う同データは、70団体以上ある町内や企業の「竿燈会」が、上り・下り合わせて約1700メートルの通りを約17分ごとに移動しながら3回に分けて演技を繰り返す祭りの性質を受け、観覧者が目当ての町内や企業を見つけやすくすることを目的に昨年8月、秋田市を拠点にオープンデータの推進活動などに取り組む「Code for Akita(コード・フォー・アキタ)」が制作・公開した。

 「オープンデータ官民ラウンドテーブル(内閣官房IT総合戦略室)」「東京都水道局オープンデータ化(東京都水道局)」「オープンデータ化取組率100%(福井県と県内17市町)」など、自治体や行政機関の取り組みの同賞の選定が目立つ中、秋田県内の取り組みとして唯一選定された「Code for Akita」は、IT企業の経営者や会社員、県庁や市役所の職員ら有志7人が2017年4月に立ち上げた任意団体。

 団体の代表でプログラマーの小林秀樹さんは「市民有志による自発的な取り組みを評価いただいたことがうれしい。これからの社会におけるオープンデータの有効性について、秋田でも広く伝えることにつなげられれば」と話す。