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国際ダンス祭「踊る。秋田」今年も 舞踊・舞踏の聖地化目指し

ドストエフスキーの「白痴」から変容させたダンス作品「白痴」を上演する勅使川原三郎さんと佐東利穂子さん © Akihito Abe

ドストエフスキーの「白痴」から変容させたダンス作品「白痴」を上演する勅使川原三郎さんと佐東利穂子さん © Akihito Abe

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 石井漠・土方巽(たつみ)を記念したダンス祭「踊る。秋田」が9月8日~11月11日、秋田市と三種町の5会場で開かれる。

舞踏団体「大駱駝艦」の金粉ショー

 モダンダンスの先覚者で紫綬褒章の第1号受章者としても知られる石井漠と、日本独自の表現スタイル「BUTOH(舞踏)」を世界に広めた土方巽(たつみ)の2人の出身地である秋田を「舞踊・舞踏の聖地にしよう」と、市民有志が実行委員会を立ち上げて開くダンス祭。

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 4年目を数える今年は、舞踏団体「大駱駝艦(だいらくだかん)」が9月8日、飲み歩きイベントの開催に合わせ、中心市街地の屋外広場を会場に特別野外公演「金粉ショー」を披露するのを皮切りに、県内5会場で展開する。

 世界16の国と地域からエントリーされた219作品中、16組のダンサーで競った「第1回土方巽記念賞」(2016年)の受賞ダンサーで振付家の三東瑠璃さんと、観客の投票で「オーディエンス賞」に選ばれた台湾の振付家ハンチャン・ライさんが最新作を披露するほか、招へいダンサーとしてイ・ジヒさんとイ・ダキョムさんも韓国から来秋する「土方巽記念賞エキシビション公演」を10月13日・14日、秋田市にぎわい交流館AU(中通1)で開く。

 独創的で芸術性の高い舞台作品が世界的に評価され、2009年に紫綬褒章を受章した勅使川原三郎さんと、日本人としては初めて国際的なダンス賞「レオニード・マシーン賞」の受賞経歴を持つ佐東利穂子さんが、ドストエフスキーの「白痴」から変容させたダンス作品「白痴」を上演する「石井漠記念賞受賞記念公演」を同26日、秋田市文化会館(山王7)で開く。

 石井漠作品の再考を通じて舞踊の発展に取り組む「石井漠記念創作舞踊団」と地元バレエスクールが11月11日、石井漠の生誕の地「三種町」で公演する。

 同実行委員会・制作マネジャーの金子美和さんは「土方巽記念賞の審査委員長をと務める大駱駝艦主宰の麿赤兒さんが、既成の概念にとらわれない身体と評する三東さんの新作など、注目作を秋田で堪能できる貴重な機会。多くの皆さんに足を運んでもらえれば」と呼び掛ける。

 開催日時や会場、入場料は公演ごとに異なる。詳細はホームページで確認できる。