秋田大学(秋田市手形学園町)に通う学生有志が学内で運営する「期間限定カフェ」が現在、学生と地域住民の交流の場になっている。
老若男女がくつろげる空間づくりにこだわった「Doors cafe」
阿部寛史さんら同大4年生を中心に学生有志が10月26日から「手形キャンパス・インフォメーションセンター」内で運営する「Doors cafe(ドアーズカフェ)」。店名に「大学と地域をつなぐ扉(とびら)に」との思いを込めた。
県内外のカフェなど12店から提供を受けたコーヒー豆で入れる「日替わりコーヒー」やソフトドリンク、クッキー、タルトなどの焼き菓子、弁当などを提供する。「ブックカフェをイメージした」という20席ほど設けた店内に、雑誌や書籍類のほか、市民の広報活動向けチラシの設置スペースも設けた。期間中、ライブや農作物販売会などの開催も予定する。
「1日50人ほどを想定していたところ、連日100人ほどの来店がある。学生よりも地域住民のお客さまが多い」と阿部さん。「老若男女が楽しめるように本を選んで用意するなど空間作りにもこだわった。学生の皆さんにも利用してもらえれば」と話す。
同店を訪れた60代の女性は「雰囲気が良く、若い皆さんのパワーを感じる。私も学生に戻った気分。これからも続けてもらえれば」と話した。
営業時間は、12時30分~18時30分(土曜・日曜・祝日は10時から)。11月6日まで。