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秋田で世界的建築家「ブルーノ・タウト」記念企画 新屋の町並み舞台に

伝統的な町家の姿を残す「渡邊幸四郎邸」(秋田市新屋表町)

伝統的な町家の姿を残す「渡邊幸四郎邸」(秋田市新屋表町)

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 世界的建築家「ブルーノ・タウト」の来秋80周年記念イベント「古い町家で新しい秋田のまちづくり」が11月15日、忠専寺(秋田市新屋栗田町)で開かれる。秋田経済新聞などが後援。

古い町家を残す秋田市新屋表町

 京都の町並みや桂離宮、岐阜県の白川郷など日本の伝統建築の文化的価値を世界に紹介した最初の外国人とされる「ブルーノ・タウト」。1935(昭和10)年には、版画家・勝平得之の案内で初めて秋田市内を視察し、当時の町並みを「北東北の京都」と称賛した。

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 「ブルーノ・タウトの功績を称しながら、これからのまちづくりの方向性を考える機会に」と地元有志がプロジェクト実行委員会を立ち上げ、3件の国登録有形文化財を含む10数軒の町家が残る「新屋表町」が舞台のイベントを企画した。

 秋田とブルーノ・タウトの関係に詳しい加賀谷さつきさんが当時の町並みについて解説するほか、NPO法人「新屋参画屋」(新屋表町)の冨野昭雄さんと藤澤浩さん、盛岡市鉈屋町で町並みの研究に取り組む渡辺敏男さんらが町家の魅力を伝える。伝統的な町家の姿を残す「渡邊幸四郎邸」(新屋表町)や同地区の見学会、地元建築士団体が建物の状態や修繕費用の試算、文化的価値などについて家屋調査報告の発表も行う。

 同プロジェクト発起人の芳賀洋介さんは「ブルーノ・タウトだけではなく、イギリス人女性紀行作家のイザベラ・バードなど海外の文化人・知識人に高く評価され、当時の書物にも書き残されている町家や古い町並みは秋田の資産」とし、「日本の美意識を今に伝える同地区のまちづくりへ向けた可能性を考える場にできれば」と参加を呼び掛ける。

 開催時間は13時30分~(13時開場)。参加無料。

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