川辺の環境づくりを行う「草生津川(くそうずがわ)コスモスロード実行委員会」(秋田市八橋大沼町、TEL 018-865-6147)が9月22日から開催している「コスモスロードまつり」で、見ごろを迎えた10月6日からの2日間、メーンイベントが行われる。
「草生津川をきれいにしたい」という同地区の子どもらの提案から2004年にはじまった同イベントは約100メートルの区間にコスモスを植えて以来、地域住民を巻き込むかたちで活動を広げ、現在では15種類のコスモス約20万本が咲く1.8キロメートルの「コスモスロード」に発展した。
9月29日から開催中の「秋田わか杉国体・大会」に向け、近隣の陸上競技場まで昨年より約200メートル延長して開催する同イベントでは、6日(11時~、13時30分~)と7日(13時30分~)に「ウオーキングツアー」を行い、コスモスを背景に撮影した記念写真をその場でプレゼントするほか、メーン会場となる八橋橋(やばせばし)でコスモスの種や切り花をプレゼントする。「いものこ汁」の無料サービスやチャリティー寄席も開催。
雄物川の水辺環境づくりにも取り組むNPO法人「花と風のまち・ネット」代表で同会の小松健委員長は「草生津川は雄物川の水系だが、川が汚れていくのは人の手によるところが大きい。下流がきれいな川を育てていけるよう、地域の子どもたちと活動したいと思っている。秋風に揺れるコスモスを眺めながら感じるなごみのひと時を通じて、自然環境の大切さに気づいてもらえれば」と話している。