横手市出身の陶芸作家・栗谷昌克さんの作品展が11月22日、秋田市のアートスペース・ココラボラトリー(秋田市大町3、TEL 018-866-1559)で始まった。
秋田大学美術科を卒業後、陶芸家を志して2000年、「益子焼」で知られる栃木県益子町へ移住した栗谷昌克さん。陶芸家の大熊敏明さんに師事し、2004年に独立を果たした。作品制作の傍ら、陶芸関連イベントの運営などにも積極的に取り組んでいる。
秋田で2回目となる同展は、「冬を温かく楽しむこと」をテーマに、緑色の上薬が特徴の茶器や土鍋などの食器類から、スピーカーやノートパソコン用放熱器などの実用品、かぶとなどユニークなオブジェまで約200点を展示・販売する。価格帯は1,500円から10万円を超えるものまで幅広い。
初日に来場した秋田市で雑貨店を営む女性は「食器類は作家の人柄がにじみ出るような丁寧で使って楽しい作品が多い。当店でも扱わせてもらえれば」と話す。
栗谷さんは「食器類などのほか、生活実用品やオブジェなどの作品も作ることが多い」とし、「オーディオが好きなので益子焼のスピーカーも今回の作品で10作目。陶芸に関心のない人でも楽しんでいただけるのでは」と来場を呼び掛ける。
開催時間は11自~19時(最終日は17時まで)。入場無料。今月27日まで。