「秋田一の大富豪」を決めるトランプゲーム大会「大富豪なう」が9月28日、秋田市のアートスペースで開かれた。
大富豪専用にデザインされたご当地トランプ「なまはげ印」を使い、市民12人が参加して開かれたゲーム会。「8切りたんぽ」「秋田犬リバース、ワンワン」「大富豪なう」など、地元にちなんだ掛け声とともにカードを出さなければならない独自のルールも設け、4人ずつ3つのテーブルに分かれてゲームを行った各プレーヤーは、手札や勝敗に一喜一憂しながらも、会場は終始笑い声に包まれた。
「秋田一」を決める決勝テーブルは、各テーブルから勝ち進んだ3人に、先だって開かれたゲーム会で「新屋一」に輝いた石田敬太郎さんを交えた4人。「革命」を起こすなど積極的なゲーム展開を繰り広げた秋田市在住の寺田耕也さんが見事「秋田一」に輝いた。「本当の大富豪になったような気分。子どもが産まれたときよりうれしい(笑)」と喜びを語る。
参加者の意見から急きょ開かれた「女王決定戦」には女性4人が参加。「大富豪で遊ぶのは初めて」と話す20代の女性が女王の座を射止めた。
「簡単なルールで気軽に遊べる大富豪だが、運だけではなく戦術やプレーヤー間の駆け引きで勝敗が決まるのが魅力」と同トランプを企画・制作した千葉尚志さん。「カードデザインには、『秋田っていいな』と感じられる要素をちりばめている。携帯ゲームもいいが、アナログゲームで友人や職場の皆さんでコミュニケーションを取りながら遊ぶのも楽しいのでは」と話す。