今月上旬から冬季限定色の赤と緑のイルミネーションでライトップされている秋田市土崎港のポートタワー「セリオン」（秋田市土崎港西1、TEL 018-857-3381）が、市民や帰省した家族連れの目を楽しませている。

　ライトアップは、土崎地区のにぎわいを創出しようと「秋田港シャイニング計画実行委員会」が企画し、ショッピングモールなど周辺施設もLEDイルミネーションなどで飾り付け、大みそかの31日には同港に停泊する海上保安庁の巡視船もライトアップする。

　同港のシンボルとして1994年4月にオープンした全高143メートルの「セリオン」は、地上100メートルの展望室から秋田市街のほか日本海や男鹿半島などを望むことができる観光スポット。その後、運営する第三セクターの経営が悪化したため、昨年、市が買い取り、今年4月からは入場を無料化。入場者は昨年の5倍を超えたという。

　ドライブで訪れたという女性は「いつも見ているセリオンとは違って、遠くからはろうそくのように見えた。間近で見ると迫力もあって、いつまでも見ていたい気持ちになった」と話していた。

　営業時間は9時～21時。冬季ライトアップの点灯は、来年2月下旬まで。

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