秋田「雄物川C級グルメ」、発表準備進む-新料理で秋田をPR

「日本の上海蟹」とも呼ばれる「モクズガニ」

「日本の上海蟹」とも呼ばれる「モクズガニ」

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 秋田の一級河川「雄物川」で獲れる川魚を中心食材に使ったメニューの開発と普及に取り組む「雄物川C級グルメ応援団」が8月に結成され、新メニューの発表へ向けた準備が進んでいる。

日本の「上海蟹」とも呼ばれる「モクズガニ」の塩ゆで(参考画像)

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 「サクラマス」「リバーシーバス」「ヤツメウナギ」「モクズガニ」など、地元ではなじみ深いが広く市場には出回らない「川の幸」に恵まれる雄物川流域。「地域住民だけが楽しんできたこれらの食材を使った料理で、地域の活性に貢献できるのでは」(同会の舩山仁さん)と、「川の幸」のほか、「クマ」「カモ」「山菜」「きのこ」など流域の「山の幸」も活用したメニューを「雄物川C級グルメ」と名付け、調理師や地元アウトドアファンら17団体で新メニューの研究会を結成した。

 「秋田には『きりたんぽ』や『しょっつるかやき』などの郷土料理もあるが、サクラマスのルイベはマグロのトロのようにおいしい。ネーミングはC級でも味はA級(笑)」(同)と、現在、「サクラマスの刺し身」「モクズガニの甲羅焼き」「ヤツメウナギの煮込み」などを検討する。

 カヌー体験などを通じて同河川流域を中心とした自然環境の保全にも取り組む舩山仁さんは「旅行代理店からは、カヌー体験とC級グルメを組み合わせたツアー企画のオファーもある」とし、「秋田に来ないと食べられない魅力的なメニューを提供したい」と話す。

 11月上旬をめどに、秋田市大町に10月下旬オープン予定の屋台村で新メニューの発表を目指す。

 同会では現在、メニューを提供する協力店も募集している。

 問い合わせはNPO法人「秋田パドラーズ」(TEL 018-863-1166)まで。

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