小松クラフトスペース(秋田市中通4、TEL 018-837-1118)で開催中のタイ・HIV感染孤児の支援を目的とするチャリティー展「バーンロムサイ展」で販売されているクマのぬいぐるみと携帯ストラップが、人気を集めている。
タイ・チェンマイにあるNPO法人「バーンロムサイ」は、HIVに感染した孤児のための施設。来店者が同NPOへの募金代わりに販売する同商品の価格はいずれも1,000円。同商品は、同NPOが運営する縫製工場から出た端切れを、HIVに感染していることが理由で就職が困難になっているタイの人々が縫製を行い、現地の山岳民族の女性が顔付けをし、現地や日本のボランティアスタッフが服やビーズを付けるなどして仕上げる。体長は約10センチ。
同店の小松店長は「多くの人の手によって作られるクマはすべて表情や衣装が異なり、世界で1つだけのオリジナル」とし、「このクマは、バーンロムサイの園児だけでなく、生活や病気に苦しむ多くの人たちを支える希望をのせたもの。売り上げの全額を募金に充てる」と協力を呼びかける。
同展は9月6日までだが、小松さんは「この商品は、展示会が終わった後も店頭に置き続けるので、多くの皆さんに関心を持っていただきたい」と話している。