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秋田で現代アート「ミネバネ!」展 県立・市立美術館に104作品

秋田県立美術館(秋田市中通1)と秋田市立千秋美術館(中通2)で開催中の「ミネバネ! 現代アート タグチアートコレクション」

秋田県立美術館(秋田市中通1)と秋田市立千秋美術館(中通2)で開催中の「ミネバネ! 現代アート タグチアートコレクション」

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 美術展「ミネバネ! 現代アート タグチアートコレクション」が現在、秋田県立美術館(秋田市中通1)と秋田市立千秋美術館(中通2)で開かれている。

世界的な現代美術家の作品を展示する「秋田市立千秋美術館」

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 展示するのは、村上隆さんや奈良美智さん、オノ・ヨーコさん、キース・ヘリングなど世界的な現代美術家の現代アート作品104点。実業家の田口弘さんと長女の美和さんが2代にわたり世界各地で収集した絵画や写真、彫刻、映像など約750点の中から、県立美術館では「自然の営み」と「モノクローム」、千秋美術館では「人間の営み」と「カラー」のテーマに分け、計84組の作品を紹介する。秋田市出身の美術家・鴻池朋子さんの作品も含まれる。

 併せて、建築家の安藤忠雄さんが設計した県立美術館エントランスのらせん階段に、フランス在住の美術家グザヴィエ・ヴェイヤンさんが「空間に合わせて制作した」というモビール作品を特別展示する。

 8月15日・16日には、京都市在住の金氏徹平さんが県立美術館の屋外エントランスでプロジェクションマッピングを披露するほか、制作ワークショップを開くなど、美術家をゲストに迎える夏休み向け企画も多く予定する。

 千秋美術館学芸員の菅沼楓さんは「子どもも現代アートに親しめるよう展示内容を工夫した。分かりやすいテーマやキャッチ―な作品の裏に込められた作家のメッセージに思いをはせながら鑑賞してもらえれば」と話す。

 県立美術館学芸課長の佐々木佳苗さんは「今を生きる作家のアート作品が、これほどの規模で秋田に集まるのは珍しい。両美術館の導線となる仲小路エリアのまち歩きも楽しみながら、美術館に足を運んでもらえれば」と呼びかける。

 開館時間は10時~18時。両美術館共通チケットは1,500円(大学生は1,000円、高校生以下無料)。県立美術館でのプロジェクションマッピング(鑑賞無料)の開催時間は19時~21時。9月7日まで。

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