秋田県産の柿を使ったスイーツなどが11月30日から、秋田市内でお披露目・販売される。
販売するのは、菓子工房エスポワール(藤里町)が製造する「柿のロールケーキ」(400円)と、石川菓子店(鹿角市)が製造する「柿のマカロン」(300円)。収穫されないまま放置された柿の実の活用に取り組む能代市在住の柿木崇誌さんが商品化した。JR秋田駅東西自由通路「ぽぽろーど」で開催予定の「秋田観光物産展」でお披露目する。
直径8.5センチ、厚み3センチほどのロールケーキは、柿のジャムとクリームを県産の米粉と比内地鶏の卵で作る生地で巻いた。直径5センチ、厚さ3センチほどのマカロンは、乾燥させた柿と柿ジャム、クリームをサンドし、柿のような見た目に仕上げた。柿の葉の香りを生かした「柿の葉茶コーヒー」(1,500円)も販売する。「リハビリ&カフェルーム わんど」(能代市)が製造する。
これまでに、柿の加工食品など16種類ほどを考案してきた柿木さんは「県内の菓子店などと連携して製造販売する新商品。小麦粉を使わないグルテンフリーのロールケーキやカフェインレスの柿の葉のコーヒーなど、柿の魅力を生かす商品開発を通じて放置柿の問題の解決につなげられれば」と話す。
開催時間は10時~15時。12月1日まで。