「あきた落語愛喬会(あいきょうかい)」は5月13日、「ジョイナス」(秋田市千秋明徳町2、TEL 018-837-1171)で「柳家喬太郎独演会」を開催した。
同会は、秋田市在住の落語ファンが2006年12月に結成した落語愛好サークルで、3人のメンバーはいずれも20代。会の名称「愛喬会」の「喬」は、2005年に文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞した落語家の柳家喬太郎さんに由来しているという。
同会では、落語の土壌が弱いとされる秋田での落語普及のため、この4月には「落語コラム」や「落語鑑賞の基礎知識」を内容とする落語ビギナー向けフリーペーパー「らくだより」を発行するなどの活動を行ってきた。
今回の独演会は、秋田での寄席が少ないことから同会が自主企画したもので、秋田・大館市の落語ファンとの交流を通じて、柳家喬太郎さんに交渉の上、実現させたもの。
同会の羽沢さんは「200人超という多くの方に楽しんでいただいた独演会では、温かい応援メッセージも沢山いただいた。今後も年1回は落語家を招いての独演会を開催していきたい」と話している。