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秋田で「小僧」人形発売 地域における寺院の役割考えるきっかけに

地域住民を出迎える「ありがとう小僧さん」人形

地域住民を出迎える「ありがとう小僧さん」人形

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 キャラクターデザイン制作などを手掛ける「オレンジヘッド」(秋田市山王5、TEL 018-853-9818)が2月上旬、寺院や石材店向けキャラ人形「ありがとう小僧さん」を発売した。

高さ60センチほどのFRP製「ありがとう小僧さん」人形

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 「お寺の小僧」がモチーフの高さ60センチほどのFRP製。同社のキャラクター造形技術を生かし、一体一体手作りする。寺院の境内など屋外に設けられることも想定し、耐久性の高いウレタンコーティングで仕上げた。

 檀家(だんか)の減少など地域における役割の変化に悩む寺院が全国的に増える中、「地域の子どもたちが気軽に寺に足を向けるきっかけに」と2015年、仙北市角館にある曹洞(そうとう)宗の寺院から10体の受注を受けたことから、受注生産を決めた。

 「本来、地域住民にとって交流の場だったり、子どもたちの遊びの場だったりしたはずの寺院。『訪れる人たちに向かって開かれている』という寺院のイメージでデザインした」と同社の今野仁社長。「手作りなので、顔の表情を変えたり、衣やけさを変えたりするなど、さまざまな宗派向けにアレンジできる。石材店や葬儀社などでも活用いただければ」とも。

 価格は16万円前後(受注数などにより異なる)。

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