秋田拠点センター「アルヴェ」(秋田市東通仲町)で12月15日・16日、障がい者の芸術・文化活動支援イベント「心いきいき芸術・文化祭」が開かれた。
障がい者の芸術・文化活動への参加を通して、自立と社会参加を支援することや障がいに対する県民の理解を深めることなどを目的に開く同イベントは15年目。
今年は「☆見つけた!ぼくらの可能性」をテーマに、全県の障がい者団体や自立支援施設が参加。12組約160人が創作ダンスや歌唱などのパフォーマンスステージを披露。27団体が手作りした雑貨類や焼き菓子などを会場に設けられたブースで販売したほか、障がい者による美術工芸作品の展示も行った。
障がい者の自立支援に取り組む指定相談支援事業所「クローバー」(飯島道東2)の手芸部員は、地域住民から寄せられた着物をリサイクルしたネクタイや手提げ袋、キーホルダーなどを出店販売した。
同活動の支援に15年間取り組む長谷川弘子さんは「障がいある人には会話ができなかったり、裁縫ができなかったりする人もいるが、作業を分担して助け合いながら作品を作っている」とし、「毎日楽しく活動している。私の方が手芸部員の皆さんから元気をもらっている」とイベントを振り返った。