秋田と広島で放送中の短編アニメ「たまこちゃんとコックボー」映画版の撮影準備が現在、秋田県内などで進められている。
映像コンテンツ制作会社「ディー・エル・イー」(東京都千代田区)と「広島ホームテレビ」(広島県)などが共同企画し、2010年10月からシリーズ放送中の同アニメ。
料理が苦手な少女「たまこちゃん」とコック帽を擬人化したキャラ「コックボー」が料理を通じて助け合いながら小さな困難を乗り越える1分ほどのストーリーで、現在、「秋田放送」(秋田市山王7)でも放送する。
放送区域が両県のみに限られながら、動画投稿サイトの再生回数が数十万回に上ったり、2012年には「ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント」(東京都港区)がDVD化したりするなど人気が広がっている。
映画は実写を組み合わせた特別編。平均年齢15歳の少女アイドルグループ「私立恵比寿中学」の廣田あいかさんが主演を務め、プロバスケチーム「秋田ノーザンハピネッツ」の前ヘッドコーチ中村和雄さんも特別出演する。脚本と監督は片岡翔さん。
12月から秋田県内のほか、広島や東京などでロケを行い、来春全国の映画館で上映予定。