秋田経済新聞の上半期PV(ページビュー)ランキング1位は、「悪すぎる」と話題になった秋田市内の商社のPRキャラを紹介した記事が輝いた。ランキングは、今年1月1日から6月30日までのPVを集計したもの。
梱包(こんぽう)資材の卸などを手掛ける秋田市内の商社が、「他社サイトとの差別化を図ること」などを目的に同社社長と従業員をモデルに劇画タッチで制作した「わるキャラ」を紹介した記事(1位)は、その後、ネットや県内外のテレビ番組などを通じて話題が広がり、短期間で全国的な注目を集めた。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 秋田の商社がPRキャラに「わるキャラ」採用-「悪すぎる」と話題に(6/18)
2. 船橋「ふなっしー」人気の陰に秋田の猫キャラ「ニャジロウ」(4/18)
3. ファッションスナップサイトが「秋田美人」特集-駅前で撮影・公開(2/13)
4. 秋田のフルーツパーラー「いちごの木」、雄和に移転へ-手作りパンも(5/15)
5. 秋田県がFBページ開設-プーチン大統領贈の猫「ミール」の動画も(2/7)
6. 名物銅像「ももさだカエル」が成人に-秋田市新屋海浜公園(1/13)
7. 秋田で女性会社員がモデルのカレンダー、地元美容室などとコラボ(1/7)
8. 秋田市雄和に人気フルーツパーラー移転-週末に家族連れなど300人(6/3)
9. 「超神ネイガー」ツイッターの人気度、くまモンに僅差で2位(5/22)
10. 秋田・新屋駅前の精肉店跡にカフェ-次女が受け継ぎリノベーション(4/3)
船橋市の非公認キャラ「ふなっしー」と秋田の猫キャラの知られざる関係を紹介した記事(2位)や、秋田市内の公園に建つカエルの銅像を紹介した記事(6位)、「超神ネイガー」のツイッターが人気を集めていることを紹介した記事(9位)、ロシアのプーチン大統領から秋田県知事に贈られた猫の記事(5位)など、キャラやマスコット関連記事が上位を占めた。
「わるキャラ」同様、自社PR向けの写真カレンダーに女性従業員をモデルとして採用したウェブ制作会社の取り組みを紹介した記事(7位)も上位にランクインするなど、キャラの活用に限らず、読者の好奇心をくすぐるような企業プロモーションに関心が高まりやすい傾向が見られた。