秋田米の販売と秋田農村ツアー-新会社が会員サービス開始へ

「農家と都会人が友だちになるサービスでありたい」と話す鈴木絵美社長(右)と星加ルリコ副社長

「農家と都会人が友だちになるサービスでありたい」と話す鈴木絵美社長(右)と星加ルリコ副社長

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 9月14日に設立された、秋田米の販売と秋田の農村ツアーを提供する会社「こめたび」(秋田市山王3、TEL 018-896-1661)が同20日、秋田ビューホテル(中通2)で設立記者会見を開いた。

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 同社のサービスは、一般には流通しにくい秋田産「限定米」の販売と「農村ツアー」企画などを通じて、消費者と生産者の双方向性を高め、主に関東や関西の市場向けに秋田の優良食材を提供する会員向けサービス。

 販売する「限定米」は、平成天皇即位のおりに「献上米」として選ばれた水域で栽培した米や、世界遺産「白神山地」の土壌研究から開発された「微生物農法」で栽培した米など、すべて秋田県内の契約農家によるもので、一切ブレンドしない「純秋田米」。

 「2006年秋田利き酒チャンピオン」でもある同社の鈴木社長は「豊かな秋田の食材や『秋田のスーパースター』というべき農家の皆さんと都会の消費者をつなぐ架け橋になりたい思いで事業を始めた。『本物』の食材を全国に紹介したい」とし、星加副社長は「同じ秋田米でも、一般流通しているものと地元で食べるものとで味が違うことを知った。収穫量の安定を図るため会員向けサービスにしつつ、消費者と農家との交流ツアーを組み合わせるなどした新しい秋田米のブランディングを図っていきたい」と話している。

 初年度の目標会員数は600人、売り上げ目標4,000万円。予定生産量は70トン。

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