秋田藩初代藩主の佐竹義宣(よしのぶ)公から三代目藩主の義処(よしずみ)公までの歴史資料の展示会「秋田藩主と家臣たち」が現在、秋田市立佐竹史料館(秋田市千秋公園、TEL 018-832-7892)で開かれている。
企画展「秋田藩主と家臣たち」が開かれている秋田市立佐竹史料館
「久保田城」(現在の千秋公園)を拠点とした城下町づくりなど、秋田藩の基礎を築いた佐竹氏三代を紹介する同展。関ケ原の合戦後、水戸から秋田に転封され、秋田藩主となった佐竹義宣公の肖像画やよろい、直筆の書状など約40点を展示する。
会場には、初代義宣公のよろいで、鉄砲で試し撃ちした痕が残る「人色皮包仏胴黒糸威具足」や、二代目の義隆(よしたか)公の肖像画、三代目の義処公が家族を亡くした家臣に宛てた書状などを展示。転封前に佐竹氏が居住した茨城県常陸太田市を紹介する映像も上映する。
田口清昭館長は「近世の秋田を開いた佐竹氏の歴史に触れていただくことができる機会なので、皆さんに来場いただければ」と呼び掛ける。
開館時間は9時~16時30分。入場料は、一般=100円、高校生=50円、中学生以下無料。3月11まで。