秋田のボランティアサークル「ててぽぽの会」(秋田市保戸野鉄砲町、TEL 090-7331-1460)が現在、東日本大震災で被災した子ども向けのゲーム機とゲームソフトを集めている。
秋田のボランティアサークルに集められた被災地向けゲームソフト
同サークル会長の遠藤善衛さんが、4月16日・17日に津波被害を受けた宮城県山元町でがれき撤去のボランティアに参加した際、被災した子どもたちの要望を聞いたところ、ゲーム機やゲームソフトを欲しがる声が最も多かったことから企画した。
5月下旬からボランティア情報の掲示板などを通じて募集を開始すると、県内をはじめ全国から、携帯ゲーム機や据え置き型ゲーム機50台以上、ゲームソフト100本以上が集まった。遠藤さんは「正常に動作するものが多くてありがたい。ACアダプターやコントローラ、AVコードなどがそろっていると助かる」と話す。
1881(明治14)年創業の菓子店「ぜんげつ堂」店主の遠藤さんは、これまでに菓子を提供するボランティアにも取り組んできた。今夏は被災地で「かき氷」を提供する予定だという。「これからも秋田から被災地支援へ向けてできることに取り組みたい」と話す。
ゲーム機とゲームソフトの募集は6月16日まで。秋田のセレクト書店で実施したチャリティー古本市の売り上げと合わせて同19日に宮城県山元町などへ届ける。