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秋田で「仮り住まいの輪」説明会-地震被災者向け仮住居物件募る

秋田市で開かれた東日本大震災支援プロジェクト「仮り住まいの輪」説明会の様子

秋田市で開かれた東日本大震災支援プロジェクト「仮り住まいの輪」説明会の様子

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 不動産や建築業界の専門家らが運営する東日本大震災支援プロジェクト「仮り住まいの輪」の説明会が4月20日、仲小路ビル「シェアオフィスMag」(秋田市中通2)で開かれた。

大震災支援プロジェクト「仮り住まいの輪」メンバーの馬場正尊さん

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 同プロジェクトは、個人・法人を問わず「空き部屋」や「空き物件」を募集し、条件や部屋の概要などを登録したウェブサイトを通じて、通常の賃貸契約が困難な被災者が住居を見つけやすくしようとする試み。賃貸人・賃借人とも、トラブルなく利用できるよう独自のガイドラインも設けた。

 東北地方での登録物件を増やすことを目的に、同プロジェクト実行委員会のメンバーの一人でユニークな視点から不動産物件を紹介するウェブサイト「東京R不動産」の運営などでも知られる「オープン・エー」(東京都中央区)の馬場正尊さんが今回の説明会を開いた。会場には、地元の不動産業者や物件所有者のほか、被災地支援に取り組むNPO関係者など約20人が集まった。

 物件の登録を希望する参加者もいたほか、「サイト情報を印刷して避難所に掲示したい」と申し出る被災地支援に取り組むNPO関係者も現れるなど、参加者は馬場さんの話に熱心に耳を傾けた。

 馬場さんは「秋田は被災地からも近く、同じ東北として親近感も高いはず。一人でも多くの被災者に安心で安全な住空間を提供する『仮り住まいの輪』を広げていければ」と参加を呼び掛ける。

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