飲食メニューの移動販売を手掛ける「東北ケータリングクラブ秋田支部」(秋田市、TEL 090-7560-8881)は3月22日、岩手県山田町で炊き出しなどの支援活動を行った。
「隣県の秋田からも支援しよう」と同クラブ秋田支部の山羽久和さんが、物資提供などの協力を地元企業に呼びかけた。クラブ本部がある盛岡のスタッフとも協力し、菓子類・ウエットティッシュ・漫画など現地から要望を受けた物資を東日本大地震で甚大な被害を受けた山田町の避難所に直接届けたほか、豚汁の炊き出しも行った。
「テレビで見て分かったつもりでいたが、被災状況を目の当たりにして大変なショックを受けた」と山羽さん。「食糧はあると聞いていたが、当日の朝食はご飯とゆで卵、具のないみそ汁だけで、昼食はなし。男鹿の醸造所から提供を受けたみそで作った豚汁を皆さんに喜んでもらえてうれしかった」と話す。「子どもや年配の皆さんが思ったより元気だった様子に安心した」とも。
同クラブの活動を知った東京や長崎、金沢などの移動販売業者からも、支援の申し出が寄せられているという。今後、義援金の募金活動を行うほか、被災地の子ども向けにランドセルなどの提供も呼びかける。
今後の活動については、ホームページで確認できる。