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「社員が辞めない会社」の社員~環境技研・右谷直人さん(秋田市)

提供:有限会社環境技研 制作:秋田経済新聞編集部/監修:キャリアコンサルタント・千葉尚志

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オフィスビルや工場施設などに必ず設けられる貯水槽や消防関連設備。専門業者による点検や洗浄作業が日常的に行われることで、職場や生活の安全が保たれる。日本海沿いの国道7号線・下浜エリアにオフィスを構える1986(昭和61)年創業の「環境技研」(秋田市下浜長浜)は、これらの設備を保全する「縁の下の力持ち」業務を手掛ける会社の一つだ。平野岳志社長と役員を含め10人ほどの小さな会社ながら、社員の業務外活動を奨励する同社オフィスは、社員の生き生きとした雰囲気に包まれる。6月、入社3年を迎えた右谷直人さん(32歳)に話を聞いた。

――入社までの経緯を教えてください

 秋田市出身で、地元の高校を卒業後、仙台市内の大学へ進学しました。就職活動で出会った、秋田県出身の社長が経営する神奈川県内の会社に就職したのが最初の職場です。斜面山の土砂崩れを防ぐなど、防災中心の土木施工管理を手掛ける会社です。職場環境は良かったのですが、東日本全域の現場を回るため、アパートにはほとんど帰れず、自分の時間なんて持つことができないほど仕事に追われていました。同期が一人、また一人と離職する中、私も1年ほどで仙台市内の会社に転職しました。飲食店や学校の給食室、病院、官公庁の食堂などで、防虫対策などを行う食品衛生関連の会社です。害虫の発生原因を調べたり、対策を考えたりする業務は楽しく、4年ほど働きましたが、いずれは秋田市に戻りたいとの思いを持っていたことから、市内の会社1社を経て、現在にいたります。入社は2021年6月なので、ちょうど3年になります。

――入社を決めた理由を教えてください

 実は、他社の内定をもらっていたのですが、入社面接の際、「誰にでも平等に接する人」との雰囲気を平野社長から感じたことが、当社を選んだ理由です。これまでは、社内の雰囲気などから、短期間で辞めてしまう従業員の多い職場も経験してきましたが、平野社長のもとで働くことには、「私の人生が悪い方向に向かうことはないのではないか」と感じる何かがあったからです。

――実際に入社してどうでしたか?

 やはり、社長を始め、先輩の皆さんと接しやすい社内の雰囲気がありました。当社は、2、3人のチームで当たる業務が多いのですが、いい意味で人との距離の近さを感じています。先々を考えながら、効率的に作業を進める上司の金子さんや、先輩の皆さんに勉強させてもらうことが多いです。

「環境技研」社員の右谷直人さん(右)と同社課長の金子隼人さん(左)

 私は、危険物取扱者乙種第4類やフォークリフト、資材を運ぶためのモノレールなどの資格を持っていますが、当社では、業務に必要な資格の取得をサポートしてくれます。また、積極的に有給休暇を取らせてもらえることに働きやすさを感じています。仕事の性質上、繁忙な夏期と時間に余裕のある冬期で業務量のギャップが大きいことから、通年で安定すればいいなと思うときはあります(笑)。

業務に必要な資格を積極的に取得する右谷直人さん

――業務上、大切に考えていることを教えてください

 どんな作業でも、些細なことで事故につながることがあります。危険を予知して、安全を第一に考えています。これは、これまでの仕事を通じて身に付けたことです。業務に得手と不得手はありますが、複数人で作業することが多い当社の業務は、特にチームワークが大切です。周囲のメンバーの動きをよく確認して、かつ、効率的に作業するよう意識しています。そして、現場で求められる作業内容を考えながら、効率的にこなせるようになっていきたいです。

「環境技研」が手掛けるオフィスビル設備の清掃保全業務

 また、身体が資本ですから、疲れを残さないよう体調管理に気を付けています。作業が終わって、お客さまから労いの言葉をいただいたときは、「今日も無事に業務を終えることができた」と、ホッとする瞬間ですね。

――休日はどのように過ごしていますか?

 私も野球をやってきましたが、当社には、さまざまなスポーツや趣味を持つ社員が多いんです。有給休暇を取らせてもらいやすいこともあり、私は、旅行先などで食べ歩きを楽しむことが多いですね。これまでに、札幌や函館、新潟、富山、金沢などの温泉を旅行して、当地の料理を楽しんできました。中でも、ラーメンが大好きなんですよ。きっかけは、神奈川で働いていたときに出会った横浜家系ラーメン「厚木家」。アパートから近かったこともあり、3日連続で2食ずつ食べたほどです(笑)。東北の中でも、秋田県はラーメン店が多い地域だそうですね。県内で新しいラーメン店ができれば必ず行くようにしていますよ。よく行くのは、「室蘭ラーメン八屋 本店」(秋田市東通6)や「らーめん萬亀」(中通4)、「陸王」(川尻御休町)など。週1回は、どこかでラーメンを食べています。同僚に求められてラーメン情報を提供することもありますよ。

右谷さんがファンだという「室蘭ラーメン 八屋 本店」のしょうゆラーメン

――秋田で働くことと、これからについて考えることはありますか?

 少子高齢化が進む秋田で働くことは、若い人にとって難しい選択なのかもしれません。私自身も、一度は秋田を離れ、県外で働いてきました。でも、こうして地元に戻って働いていると、地域への親近感が、私にとっての働きやすさにつながっているように感じています。慣れ親しんだ地元の企業から仕事をいただき、現場などでは、同級生や知人に会うこともあります。責任ある仕事を信頼して任せてもらえるよう研鑽していきたいです。プライベートでは、もっと温泉旅行と食べ歩きを楽しみたいですね。

――ありがとうございました。

「環境技研」(秋田市)の社員・右谷直人さん

【取材を終えて】秋田県外の大学へ進学し、県外での就職や転職を経て、「いずれは秋田で」との思いを叶えた右谷さん。「人と地域の近い距離感が働きやすさにつながる」と話す。充実した仕事とプライベートの両立を楽しむ右谷さんの活躍に期待したい。

社員の業務外活動を推奨する「環境技研」(秋田市)の平野岳志社長(右端)と社員

有限会社環境技研

秋田市下浜長浜字兜森77-6
TEL 018-881-5454

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