あきた海ごみゼロプロジェクト実行委員会は、海の日の7月21日(月・祝)に二ツ井町観光協会にご協力をいただき、川を伝って海に流出する前にごみを拾うため、道の駅ふたつい周辺で、川沿い遊歩道や川岸でのごみ拾いと、雄大な自然を感じながら米代川を下るプチカヌー体験が親子でできる、あきた海ごみゼロプチカヌーツアーを実施しました。参加した親子は川面からの景色を楽しみながら環境を守る大切さを学びました。 このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。

・開催概要 出発!釣りキチ三平ごみ拾い隊
親子でクリーンアップ&無料プチカヌー体験会
・日程 2025年7月22日(月・祝)
・開催場所 能代市二ツ井町 道の駅ふたつい周辺
・人数 15組42名
・協力団体 二ツ井町観光協会、道の駅ふたつい
この日の二ツ井は晴天に恵まれ、絶好のカヌー日和。午前に2回に分けて開催した「親子でクリーンアップ&無料プチカヌー体験会」には15組42名のご家族が参加しました。ライフジャケットを全員着用したところで開会式を行い、二ツ井町観光協会・野呂会長からはカヌーを楽しみながら川面から陸地を眺めてもらうことで環境を守る大切さを体感してもらえれば嬉しいとご挨拶頂き、同じく観光協会の秋林さんから今日のスケジュールを説明いただきました。開会式終了後、全員で道の駅ふたついに隣接したカヌー発着場へ移動しパドル操作の説明を受けました。小さなお子さんにはちょっと重かったかもしれませんが、皆さん一所懸命練習に取り組んでいました。そしていよいよカヌーへ乗り込み、100m先の対岸を目指します。
小学2年生までは、お父さんお母さんと二人乗り。3年生以上は一人乗りで向かいます。

対岸に上陸してからは、参加者全員でクリーンアップスタート。ビニール製の袋や朽ちたスプレー缶、タイヤなどのごみが目立ちました。地中に埋まっているごみも多く、子どもたちは必死にごみを掘り起こしながら回収しました。対岸のごみ拾いのあとは再びカヌーに乗船し発着場へとカヌーを漕ぎます。
青空と周囲に広がる緑を背景に、緩やかな流れの米代川を親子で存分に楽しんでいただきました。

・対岸にはごみが多かった! 埋まっているものもたくさんあって大変でした。
・タイヤはどこから流れてきたんだろう! 帰りのカヌーに積めるのか心配です。
・カヌーでしか行けない場所なのに結構ごみが多いんですね。やっぱりごみは流れてくるんだろうな。
・非日常的なカヌー体験後のごみ拾い、楽しかった。ごみ拾いは非日常ではなく日常的に取り組み
たい。
<団体概要>
団体名称 : あきた海ごみゼロプロジェクト実行委員会
URL :
https://www.akita-abs.co.jp/blog/umigomizero/
活動内容 : 秋田県は、全長264キロメートルもの海岸線を有し日本海と接している。また、秋田県を流れる河川は、雄物川、米代川といった計352河川があり、総延長は3,185kmにものぼる。最近の調査によると、海洋ごみの8割は街を起点に、内陸部の川を伝って海へと流出していると言われている。本事業では、海岸沿い以外にも内陸部での活動にも力を入れ海ごみ削減を呼びかけ盛り上げていく。これらの事業を多種多様な業界と連携を図り行うことで、秋田県の海洋ごみの現状を把握し、より多くの県民にふるさとの海を大切にするマインドを醸成する。
CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
https://uminohi.jp/umigomi/
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/