秋田の洋菓子店「パパ・パティシエ」(秋田市御野場新町3、TEL 018-839-8883)は8月6日、秋田県産の酒かすと米粉などを主原料に使った焼き菓子「酒菓寿(さかす)」を発売した。
秋田県産の酒かすや米粉、自然飼料で飼育した地場産若鶏のタマゴや生クリームを使い、直径4.5センチほどの一口サイズの半生菓子として仕上げた同商品。日本酒の香りを前面に出しながら、パッションフルーツやレモンで味を整えた。
「小麦アレルギーがあるお客さまにも安心して食べてもらえる菓子を作りたい」と7年ほど前からケーキやクッキーなど、米粉を使った菓子を研究・開発してきた同店店長の岡崎晃さんが、地元の酒造メーカー「新政」(大町6)の協力を得るなどしながら開発した。
「酒かすに生クリームを配合することで、チーズケーキのようになめらかな舌触りを出せたことにわたし自身も驚いた」と岡崎さん。「大吟醸の酒かすを使うなどラインアップの拡充も検討している。地元の名物菓子として首都圏にも販路を広げられれば」と意欲をみせる。
価格は150円。
営業時間は10時~19時。月曜・第3日曜定休。