人気キャラ「ビックリマン」を秋田のご当地ネタでパロディー化した「ドデンマン」シールの販売枚数が6月、1万枚を超えた。
制作するのは、秋田市でデザイン会社を経営する大内和人さん。同商品は、秋田の名物をモチーフにしたアイデアをデザインに盛り込んだキャラをシール化したもの。ネーミングも秋田の方言で「びっくりした」を意味する「どでんした」から名付け、キャラの数はこれまでに70種以上を考案した。
昨春、手作りで制作したシールを市内のカフェで限定販売したところ、用意した300枚は即完売。再販の声が多数寄せられたことなどから、同店のほか、インターネットで通信販売も始めた。その後、地元のきりたんぽ専門店や稲庭うどん店、湯沢市の温泉、地元で活躍するタレントなどからオリジナルシール制作の要望を受けるなど人気が広がり、これまでに1万枚以上を売り上げる人気商品になった。
特殊用紙のほか、コーティング用や裏面用など5枚重ねで1枚のシールを手作りすることにこだわる同商品。大内さんは「一般の印刷会社では対応できない工程もあり、何より手作りシールならではの雰囲気を大事にしたい」と、印刷会社には発注しないスタンスだという。
8月8日には、東北6県の夏祭りをテーマにした新作32種の発売も予定。大内さんは「わたしにとってシールの制作は、秋田をどこまではやらせられるかのゲームを楽しむような感覚。例えば、超神ネイガーの戦力を58とすれば、ドデンマンはまだ15ぐらい(笑)」とし、「新作のために白インクが使える印刷機も準備した。これまで以上に手をかけてクオリティーの高いシールを制作したい」と話す。
1枚200円。先着でシールをプレゼントする企画も7月11日から始めている。