イタリア文化の愛好団体「秋田・イタリア友好の会」(秋田市山王2)が現在、会員を募集している。
「秋田・イタリア友好の会」が開かれた伊太利亜酒場「オステリア・アルカ」
有機農法のパスタやバルサミコなども扱う「秋田自然食品センター」(同)を経営する小玉正憲さんが3月にイタリア料理のランチ会を企画したところ、予想を大きく上回る約90人が集まった。参加者間で雑談する中で、「秋田にもイタリア好きは多いが、地元にイタリアとの友好団体はない」(小玉さん)ことが判明。そこで、小玉さんのほか、イタリア旅行に10回以上出かけているという佐藤啓喜さんやイタリア語教室を開講する土田満喜子さん、イタリアンバーを経営する作左部史寿さん、畠山直子さんの「イタリア好き」5人が呼びかけ人となって同会を結成した。
4月下旬に開いた結成総会には、約20人が参加。各自のイタリア旅行の体験談やイタリア文化の魅力などを話し合いながら交流を深めた。作左部さんは「秋田の伝統的な魚醤(ぎょしょう)『しょっつる』のような調味料はイタリアにもある。スローフードの視点からの共通点も多い」。小玉さんは「イタリア人の日本に対する認識は、文化はアニメと空手、地域は東京と京都ぐらいのものだと聞くが、当会をきっかけにイタリア人を秋田の交流会に招いたり、イタリア旅行を企画したりできれば」と話す。
次回の交流会は未定だが、同会代表の佐藤さんは「イタリア文化に関心がある人であればどなたでも歓迎する。気軽に問い合わせてもらえれば」と参加を呼びかける。
問い合わせは同会事務局・小玉さん(TEL 090-3642-7557)まで。