
書友社(秋田市山王沼田町、TEL 018-862-3484)が現在、公募書道展「第3回 書友展」の開催準備を進めている。
応募者の居住地域を限る書道展が多いところ、県内外を問わず作品を受け付けることや、全応募作品を秋田県立美術館(中通1)に一堂に展示することなどが特徴の同展。同社が発行する書道誌の創刊70周年を記念し、2023年に初めて開いたのを皮切りに毎年開く。初年は14道府県から1300点以上、昨年は37都道府県から1800点以上の作品が寄せられた。
3年目を数える今年は、福禄寿酒造(五城目町)の地酒銘柄「桜名月」を「お題」にするほか、県内企業や地元スポーツチーム、観光・伝統文化などに取り組む団体と連携するなどしながら、9月の開催へ向けて準備を進める。秋田市内の鋳物製造会社が応募作品をかたどるオリジナル文鎮などの受注販売も予定する。
同社の尾形翔平さんは「全ての応募作品を規模の大きな美術館に展示する書道展は珍しい。幅広い分野の団体の協力を得て、昨年よりも規模を拡大して準備を進めている。『自由な書』を全国の皆さんと一緒に楽しむことができれば」と意気込みを見せる。
出品料(1点)は、一般=900円、幼児~高校生=600円。5月以降、秋田市や五城目町など県内数カ所に書道体験ブースを設けるなどして応募を呼びかける。応募要項はウェブサイトで確認できる。同展の開催は9月13日~15日。