秋田市内の飲食店を回る「第9回アキタ・バール街」が9月21日、5年ぶりに開かれる。
600人超の市民が集まった飲食イベントのセレモニー会場の様子
秋田駅西口から山王エリアまでの導線で営業する飲食店を飲み歩くイベント。NPOや飲食店主らで作る実行委員会が、飲食店を中心に街中ににぎわいを生み出すことなどを目的に、2012(平成24)年から、毎年秋に開く。あらかじめ購入したチケットを使い、最大5軒を気軽に「ハシゴ」しながら、街歩きと参加者同士の交流を楽しむことができることなどからファンを増やし、感染症拡大期前の2019(平成31)年9月には、約1600人の市民が60店以上の飲食店を回る県内最大規模の飲み歩きイベントに成長した。
5年ぶりの開催となる今年は、「酒場戸隠」「パティスリードゥフィーユ」「中華和膳 毘膳」「コンカドール」(以上、山王1)などの同イベント常連店に加え、コロナ禍に開業した「讃岐うどん2代目WATARO」(千秋明徳町)や「ねまれやこぅひぃ」(同)、「シアターカフェC's」(同)、「バルコラボ 秋田大町店」(大町1)、「町酒場ペッシバル」(中通4)、「獅子丸大飯店」(同)などのほか、「ホルモン伸栄 山王店」(山王2)や「酒肴楽飲くろだるま」(山王1)、「弥助そば 秋田総本店」(千秋久保田町)などの初参加20店以上を含む65店が参加する。音楽のライブ演奏やダンス、マジックショーなどを披露する飲食店も。
秋田市役所(山王1)で開催予定のセレモニーイベントでは、「秋田あくらビール」(大町1)や「ホップドッグブルーイング」(南通みその町)のクラフトビール、「新政酒造」(大町6)の地酒、地元で製造する生ハムとバケットなどを参加者に振舞う。
今回は、紙製チケットを廃止し、初めてスマートフォンを使う電子チケットのみを発行する。開催エリアを巡回する7人乗りの「バールタクシー」3台を特別運行する。
実行委員長の武内伸文さんは「開催を待ちわびる声が多く寄せられていた。当イベントの交流から結婚した参加者もいる。街中に笑顔があふれる特別な一日を一緒に楽しむことができれば」と参加を呼び掛ける。「参加店以外の飲食店にも足を運んでもらうきっかけになれば」とも。
開催時間は14時~24時(店舗により異なる)。電子チケットは、前売り券=4,000円、当日券=5,000円。同実行委員会が運営するECサイトで販売する。