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秋田の文化芸術事業が2年間の成果展 短編「おかえり有楽町」の上映も

かつて、映画館エリアとして栄えた秋田市亀の町の通称「有楽町」にあった「シアタープレイタウン」外観イラスト

かつて、映画館エリアとして栄えた秋田市亀の町の通称「有楽町」にあった「シアタープレイタウン」外観イラスト

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 展覧会「交わるにわ、創造するキッチン」が1月20日、秋田市文化創造館(秋田市千秋明徳町、TEL 018-893-5656)で始まる。

秋田市亀の町(通称・有楽町)の廃業した映画館

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 NPO法人アーツセンターあきた(新屋大川町)を中心に、秋田市が展開する芸術文化事業「文化創造プロジェクト」の一環。県内外から招いたクリエーターが、市中心市街地を拠点に市民と協働するなどして2022年からさまざまな分野の表現活動などに取り組む。

 2年間の成果発表会に位置付ける同展は、クリエーターの作品や活動記録パネル、資料などを展示する。市内に設けた食材の貯蔵技術「雪室(ゆきむろ)」で保存した食材を使う料理の試食会や、さまざまな分野で活動するゲストスピーカーを招くトークイベントなどを展開する。

 かつて映画館エリアとして栄えた通称「有楽町」を起点に地域を見つめ直すことなどを目指して制作した約30分の短編ドキュメンタリー「おかえり有楽町」を上映する。

 同作品を制作した映像制作やミニシアターの運営などを手掛けるアウトクロップ・スタジオ(中通3)と、人の身体感覚や運動機能を通じた自然との関わりに取り組む「身体0ベース運用法」を展開する安藤隆一郎さん、秋田の風土と世界の食文化を掛け合わせることを通じて地元の暮らしを捉え直す試みに取り組む美郷町在住のデザイナー・わいないきょうこさんの3組がトークを行う。

 展覧会を担当する芦立さやかさんは「クリエーターと秋田で暮らす市民が2年にわたって交わりながら、地元の文化をリサーチして、さまざまな表現に取り組んできた成果。皆さんに見てもらえれば」と来場を呼びかける。

 開催時間は、3組のトーク=1月20日13時~14時、上映会は同日=15時~16時30分、同28日=14時~、2月3日=14時~。入場無料。

 開館時間は9時~21時。火曜休館。

 上映会は、アルヴェシアター(東通仲町)で1月22日18時30分~、あきた芸術劇場ミルハス(千秋明徳町)で2月25日14時~にも開く。入場無料。

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