愛媛県民のソウルフードをトッピングした「じゃこ天そば」が1月9日から、JR秋田駅中央改札前の「駅そば しらかみ庵」(秋田市中通7)で期間限定販売される。
体長14~16センチほどの魚「じゃこ(雑魚)」のすり身を油で揚げた愛媛県の郷土料理「じゃこ天」。宇和島市にある創業1888(明治21)年の老舗「田中蒲鉾(かまぼこ)本店」(愛媛県)の商品をトッピングする。
昨年10月23日、秋田県の佐竹敬久知事の「(同料理は)貧乏くさい」との発言が批判を受けた一方、料理を知らない人々の注目を集め、宇和島市にある専門店の売り上げが伸びたり、秋田県と四国4県の合同物販会が東京都内で開かれたりするなど話題になった。
宇和島藩初代藩主の伊達秀宗が、伊達藩(現在の仙台市)から宇和島に連れてきたかまぼこ職人らが作った料理を発祥とする縁などから、12月中旬にJR仙台駅のそば店が「じゃこ天そば」をメニューに乗せる広がりを見せ、販売が好調だったことなどから、秋田駅のそば店も販売を決めた。
価格は680円。営業時間は7時~20時。同メニューの販売は2月下旬まで。