食べる

秋田・潟上の米菓店が4周年 県産原料にこだわり県外に積極展開

潟上市に本店を置く「米菓匠 鼎庵(ていあん)」の秋田駅ビル・トピコ店

潟上市に本店を置く「米菓匠 鼎庵(ていあん)」の秋田駅ビル・トピコ店

  • 6

  •  

 潟上市に本店を置く「米菓匠 鼎庵(ていあん)」(潟上市)が6月15日、開業4周年を迎えた。

秋田県産の原料にこだわる鼎庵の煎餅

[広告]

 米田賢吾社長の父・賢二さんが、2004(平成16)年に創業した特産品卸の鼎家(かなえや)が営業する同店。2012(平成24)年発売の同社の人気商品「稲庭かりんとう」を皮切りに自社製造商品を増やし、2019(平成31)年6月、同市天王で新工場を稼働、直営店の営業を始めた。2020年8月には、秋田駅ビル・トピコ店(秋田市中通7)を開店。現在、県内の道の駅などに加え、首都圏のデパートなどに積極的に出店し、現在、阪急百貨店うめだ本店(大阪市北区)でも販売する。

 商品は、県産あきたこまちの1等米を原料に、湯沢市の石孫本店のみそやしょうゆのタレで仕上げる「金の鼎庵」(5枚入り、772円~)や、鹿角市の浅利佐助商店のしょうゆや沖縄・波照間島産の黒糖、青のりなどを使う「銀の鼎庵」(5枚入り、653円~)、石孫本店のしょうゆや和三盆糖で味付けし、土佐備長炭で手焼きする「極の鼎庵」(5枚入り、992円~)など、県産の原料を多く使う米菓を中心に展開する。

 県産米を薄くのばした生地を米油で揚げる「淡雪ふわり」(450円)は、同社の看板商品に成長。2022年7月、秋田県産米の新品種を原料に使う「サキホコレ炭火手焼き煎餅」(木箱21枚入り、5,400円)が、県の特産品コンクールで秋田県知事賞・金賞を受賞した。

 本店店長代理の武藤涼子さんは「商品を自由に詰合せられる箱詰めの贈答用商品の需要も増えている。潟上市に立地する本店は、観光地の男鹿へ向かう途中に足を止めてくれるお客さまも多い。秋田駅ビル内の店舗と合わせて利用いただければ」と話す。

 営業時間は、本店=10時~17時。トピコ店=8時~20時。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース