秋田銀線細工の制作体験会が12月11日、風と地の吾(秋田市中通2、TEL 018-893-4331)で開かれる。
「銀線と漆芸」「蒔絵(まきえ)とグラス」を組み合わせるなど、横手市を拠点に新たな工芸品の制作に取り組む職人ら6人のグループ・KRAFT DORF(クラフトドルフ)が企画した。
同グループのメンバーで銀線細工職人の佐藤房雄さんが講師を務め、銀線を使う三画形のペンダントを作る。「どんどん細かくなる銀のパーツをはめ込み、オリジナリティー溢れる銀線細工が出来上がる過程を体験できる。初めての人でもできるようサポートするので、皆さんに楽しんでもらえれば」と佐藤さん。
17世紀から続く秋田銀線細工が、かつては金も素材に使い「金銀細工」と呼ばれていたルーツを持つことから、24金を使い指輪を作る金銀細工の復刻プロジェクトにも取り組む同グループ代表の高橋享さんは、「純銀の線に触れられる貴重な体験会として企画した。クリスマスへ向けて、自分へのご褒美や大切な人へのプレゼント作りに参加してもらえれば」と呼びかける。
開催時間は10時~17時。参加無料。2023年2月11日・12日、秋田市内で有料の体験会も予定する。問い合わせは、同グループ(TEL 090-4555-2042)まで。