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秋田で藤田嗣治の「子ども」特集展 フランスで描いた油彩画など46点

画家・藤田嗣治が子どもを描いた油彩画(秋田県立美術館ポスター)

画家・藤田嗣治が子どもを描いた油彩画(秋田県立美術館ポスター)

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 秋田県立美術館(秋田市中通1、TEL 018-853-868)で9月3日、画家・藤田嗣治が子どもを描いた作品の特集展「子どもへのまなざし展」が始まった。秋田経済新聞などが後援。

「藤田嗣治 子どもへのまなざし展」を開催中の秋田県立美術館内

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 乳白色の肌の色などが特長の油彩画で知られる画家・藤田嗣治が、職人に扮する子どもの姿を描いた「小さな職人たち」など、子どもを描いた1950年代の作品を中心に、1920年代の「小児(小鳥を抱く少女)」などポーラ美術館(神奈川県)収蔵の作品46点を展示する。壁画「秋田の行事」に描かれる雪室(ゆきむろ)で遊ぶ子どもを墨と淡彩で描いた「雪國の少女」「秋田おばこ」など、秋田の子どもをモデルにした作品も。

 「私の描いた子どもが、私が愛したい子ども」と話していたという、子どもを持たなかった藤田嗣治。同館学芸員の佐々木佳苗さんは「画業の初期から晩年まで、世界各地で描き続けた子どもたちへの藤田の温かい眼差しが感じられる作品群を」と来館を呼びかける。

 営業時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。入館料は1,000円(高校・大学生は800円、中学生以下無料)。11月6日まで。

 9月17日・10月15日、同美術館学芸員のギャラリートークを予定する。開催時間は14時~14時30分。「藤田の子供百態」と題してポーラ美術館の学芸員が講師を務める講演会は、10月9日14時~15時30分。

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